Auberge ANDRA MONTAGNE(アンドラ・モンターニュ)@新潟・石打
2011年 08月 22日
すっかりblog生活から遠のいてしまっていました。(反省)
そんな1か月余りの間に起こった事を記すのは、思い出すのも精一杯なお年頃。これは自分のなまけ性格故・・・頑張って?出来る限り?(ようは、残したい事だけ)現在まで追いつくよう、挽回してみようと、思っています。さて、どうなるかなー
まずは、このBlogが夏休みの間に行ったショート・トリップから。
とある事情で新潟・津南方面に行く予定があったので、それならばちょっと寄り道をして越後湯沢方面に一泊。
・・・ただ、先月末の新潟・福島方面の大雨(覚えてますか?!)で、私達の予定は大幅変更に。
スケジュールも宿も押さえていたし、私達が向かう前日に連絡してみたら、宿の方は「晴れてきていましたよー」なんて、言うもんだから、旅の目的を変更!
温泉とオーベルジュでゆっくり美味しい旅。
こんなの大好きな私は、迷わず決行しました。
到着するまでも、途中の濁流の凄さには本当に大丈夫なの?って、不安になったり、がっつり雨が降り肌寒い気候にテンションが下がりそうになったり。そして、思った以上の被害に驚きながらも、なんだかスムーズに現地に無事到着。
なかなか、充実した越後湯沢までの旅を楽しめました(笑)
宿はお料理とオーストリアワインはじめワインを心おきなく堪能できるAuberge ANDRA MONTAGNE 、新潟県の越後湯沢からほど近い石打というエリアにあります。
この辺りは魚沼産コシヒカリの産地でもあり、冬にはたっぷりの雪がお出迎え。このオーベルジュもスキー場のふもとにあります。
そして、こちらのオーナーさんは、数年前まで渋谷のビストロで腕を振るわれていた方。田舎暮らしがしたくて、何年か遊びで通い詰め、こちらに移住してしまったそうです。
とってもお話が楽しい素敵なご夫婦が、迎えてくれる宿です。
ただ、こちらの宿の唯一の欠点と言えるところは、宿のお風呂が温泉じゃない!
お風呂大好きの私としては、ちょっと引けるのです。
ただ、お部屋にもユニットバスはありますし、前回宿泊した時に、こちらの宿のお風呂を入らせていただきましたが、広くてとても気持のよいお風呂があります。
せっかくですし、雪のないこの時期ですから時間もたっぷり、立ち寄り温泉に寄ってから、チェックインしました。
近くに立ち寄れる温泉はいくつもあるので、苦労はしません。
夕飯まで、腹ごなしに近くを散策に行こうかと予定していたのですが、到着したらこのエリア天気も快晴・結構暑く、東京くから道中の涼しさ&薄雲りはどこへ?温泉で汗も流したから、窓から夕焼けを眺め、稜線の美しさを眺めることで、自然を満喫したことにしました(笑)
山ひとつで本当に気候がこんなにも変わるんだ。。。って、旅に出ないと実感しない事だなー
そしてお楽しみの夕食。18:30になると、鐘が鳴るのでなんか寄宿舎みたい、のどかです。
お料理はお任せのコースになっていて、結構しっかりとした量がある。
ワインを楽しむ人にとっては多すぎる?って、思う事もあるけど。。。私は、大満足。
とにかく、素材を地元やご自分で美味しいと思う物でお料理を楽しんでいる感じが、メニューからも感じられる。
フォトジェニックではないが、印象的だったのはつやつやの炊きあがり
大沢部落の極上コシヒカリのおかゆ
大沢部落と言うのが、ちょうどこのエリアで、コシヒカリも魚沼産の中でも地区で優劣があるとか、ないとか・・・以前、滞在した時に伺った記憶がよみがえる。
こちらは、ヒマラヤの岩塩(硫黄の香り)とゲランドの海塩が添えられている。癖のあるヒマラヤの岩塩に負けない、お米の美味しさはご飯大好きの私には、嬉しいプレート。
もちろん、パンも沢山いただいちゃってますけど。
もう一皿、海藻のほんのり苦味があとをひく
能生の海を飲むようなスープ
海藻の種類は、失念したが、こちらのお店と現在もお兄様が継続されている渋谷のお店でも、魚介の多くはこの新潟県の能生産を使われている。シンプルな、海藻のスープは身体に染みいった。
そして、名物のフォアグラサンド
こちらは、渋谷のビストロ同様フォアグラと大根のソテーがサンド!なんですが・・・
この写真、ピンボケじゃないですよ。ピンが当たっているのはピクルスです。
漬け合わせのピクルスが山菜で(フキとワラビ)、これが本当にピッタリ。
ついつまみ食いして、いつも来シーズンまでもたないと、おっしゃっているのがわかります。
山菜と言えば、最期のスイーツにもハンゴンソウという山菜とチョコレートを使ったオーストリアのスイーツ、シュヴェーレ・マッセンというのが、本当に癖になる。
このシュヴェーレマッセンというのは、初めて聞いたし食べたのだが、生チョコレートのように蒸し焼きにしているものだ。
原型にはハーブが入っているのか?と、思ってググってみたけど、ちっともヒットしない。
たしか現地で食べたものをアレンジしたと、おっしゃっていたが、近年ではあまり出回ってないスイーツなのか?お店に並ばないスイーツなのか?と、気になるところだ。
オーストリアワインも自称・個人では日本で一番の種類と在庫だとおっしゃる熊おやじ様は、しっかりとオーストリアワイン大使だったりする本物だ。
よく、自称の人は沢山いるが、自分でつぶやかなくなくてもキチンと認められるって素敵だ。
ワインセラーには、オーストリア以外にも各国の美味しいワインを取りそろえお料理に合わせて出していただける。なにより、お料理の質問も、ワインの質問も本当にきちんと答えてくださるし、お話がどんどん広がる。パートナーには、質問のしすぎとのご指摘もありました・・・すみません。
私達は好みを伝えて、お料理に合うリーズナブルなものを選んでいただいた。
CAMENSAC(2005)というボルドーを1本、グラスでpichler(ドイツ?)とFranz hittzbergrt(オーストリア)をいただき十分に堪能した。
もっとしっかり飲める者同士できたら、お皿に合わせてワインもお任せする。。。なんて、素敵なこともできるのだろうが、まだそれには私は修行が必要なようだ。
この日は、県内からのファミリー×2とご一緒の夕食だったが、翌日の朝食になったら私達だけ。。。朝早くに物音がしたから、平日だったしお仕事に行かれたのかな?と、貸切のモーニング。確か、以前もこんな感じだったな・・・2度ある事は3度あるのかな?
朝食はしっかりフルーツから始まり、トーストや卵やサラダとたっぷりと。
雪下人参のジュースが本当に甘くて美味しい。
これは、きっと空気と景色の美味しさもあるんだろうなー
実は、到着した時に「もしかしたら断水になるかも。。。」なんて、聞かされていたのだけど、全く問題なく、ホントに悪運と言うか、私達っていつもギリギリセーフだなと、思う旅を存分に楽しめたのは、やっぱりこの宿のおかげだ。
季節の素材を楽しむためにも、秋の収穫の時期、冬の脂ののった時期、早春の芽ぶきの時期もまだ味わっていないので、まだまだ再訪したい宿です。
山の熊おやじ様、ごちそうさまでした。奥さま、お世話になりました!
そんな1か月余りの間に起こった事を記すのは、思い出すのも精一杯なお年頃。これは自分のなまけ性格故・・・頑張って?出来る限り?(ようは、残したい事だけ)現在まで追いつくよう、挽回してみようと、思っています。さて、どうなるかなー
まずは、このBlogが夏休みの間に行ったショート・トリップから。
とある事情で新潟・津南方面に行く予定があったので、それならばちょっと寄り道をして越後湯沢方面に一泊。
・・・ただ、先月末の新潟・福島方面の大雨(覚えてますか?!)で、私達の予定は大幅変更に。
スケジュールも宿も押さえていたし、私達が向かう前日に連絡してみたら、宿の方は「晴れてきていましたよー」なんて、言うもんだから、旅の目的を変更!
温泉とオーベルジュでゆっくり美味しい旅。
こんなの大好きな私は、迷わず決行しました。
到着するまでも、途中の濁流の凄さには本当に大丈夫なの?って、不安になったり、がっつり雨が降り肌寒い気候にテンションが下がりそうになったり。そして、思った以上の被害に驚きながらも、なんだかスムーズに現地に無事到着。
なかなか、充実した越後湯沢までの旅を楽しめました(笑)
宿はお料理とオーストリアワインはじめワインを心おきなく堪能できるAuberge ANDRA MONTAGNE 、新潟県の越後湯沢からほど近い石打というエリアにあります。
この辺りは魚沼産コシヒカリの産地でもあり、冬にはたっぷりの雪がお出迎え。このオーベルジュもスキー場のふもとにあります。
そして、こちらのオーナーさんは、数年前まで渋谷のビストロで腕を振るわれていた方。田舎暮らしがしたくて、何年か遊びで通い詰め、こちらに移住してしまったそうです。
とってもお話が楽しい素敵なご夫婦が、迎えてくれる宿です。
ただ、こちらの宿の唯一の欠点と言えるところは、宿のお風呂が温泉じゃない!
お風呂大好きの私としては、ちょっと引けるのです。
ただ、お部屋にもユニットバスはありますし、前回宿泊した時に、こちらの宿のお風呂を入らせていただきましたが、広くてとても気持のよいお風呂があります。
せっかくですし、雪のないこの時期ですから時間もたっぷり、立ち寄り温泉に寄ってから、チェックインしました。
近くに立ち寄れる温泉はいくつもあるので、苦労はしません。
夕飯まで、腹ごなしに近くを散策に行こうかと予定していたのですが、到着したらこのエリア天気も快晴・結構暑く、東京くから道中の涼しさ&薄雲りはどこへ?温泉で汗も流したから、窓から夕焼けを眺め、稜線の美しさを眺めることで、自然を満喫したことにしました(笑)
山ひとつで本当に気候がこんなにも変わるんだ。。。って、旅に出ないと実感しない事だなー
そしてお楽しみの夕食。18:30になると、鐘が鳴るのでなんか寄宿舎みたい、のどかです。
お料理はお任せのコースになっていて、結構しっかりとした量がある。
ワインを楽しむ人にとっては多すぎる?って、思う事もあるけど。。。私は、大満足。
とにかく、素材を地元やご自分で美味しいと思う物でお料理を楽しんでいる感じが、メニューからも感じられる。
フォトジェニックではないが、印象的だったのはつやつやの炊きあがり
大沢部落の極上コシヒカリのおかゆ
大沢部落と言うのが、ちょうどこのエリアで、コシヒカリも魚沼産の中でも地区で優劣があるとか、ないとか・・・以前、滞在した時に伺った記憶がよみがえる。
こちらは、ヒマラヤの岩塩(硫黄の香り)とゲランドの海塩が添えられている。癖のあるヒマラヤの岩塩に負けない、お米の美味しさはご飯大好きの私には、嬉しいプレート。
もちろん、パンも沢山いただいちゃってますけど。
もう一皿、海藻のほんのり苦味があとをひく
能生の海を飲むようなスープ
海藻の種類は、失念したが、こちらのお店と現在もお兄様が継続されている渋谷のお店でも、魚介の多くはこの新潟県の能生産を使われている。シンプルな、海藻のスープは身体に染みいった。
そして、名物のフォアグラサンド
こちらは、渋谷のビストロ同様フォアグラと大根のソテーがサンド!なんですが・・・
この写真、ピンボケじゃないですよ。ピンが当たっているのはピクルスです。
漬け合わせのピクルスが山菜で(フキとワラビ)、これが本当にピッタリ。
ついつまみ食いして、いつも来シーズンまでもたないと、おっしゃっているのがわかります。
山菜と言えば、最期のスイーツにもハンゴンソウという山菜とチョコレートを使ったオーストリアのスイーツ、シュヴェーレ・マッセンというのが、本当に癖になる。
このシュヴェーレマッセンというのは、初めて聞いたし食べたのだが、生チョコレートのように蒸し焼きにしているものだ。
原型にはハーブが入っているのか?と、思ってググってみたけど、ちっともヒットしない。
たしか現地で食べたものをアレンジしたと、おっしゃっていたが、近年ではあまり出回ってないスイーツなのか?お店に並ばないスイーツなのか?と、気になるところだ。
オーストリアワインも自称・個人では日本で一番の種類と在庫だとおっしゃる熊おやじ様は、しっかりとオーストリアワイン大使だったりする本物だ。
よく、自称の人は沢山いるが、自分でつぶやかなくなくてもキチンと認められるって素敵だ。
ワインセラーには、オーストリア以外にも各国の美味しいワインを取りそろえお料理に合わせて出していただける。なにより、お料理の質問も、ワインの質問も本当にきちんと答えてくださるし、お話がどんどん広がる。パートナーには、質問のしすぎとのご指摘もありました・・・すみません。
私達は好みを伝えて、お料理に合うリーズナブルなものを選んでいただいた。
CAMENSAC(2005)というボルドーを1本、グラスでpichler(ドイツ?)とFranz hittzbergrt(オーストリア)をいただき十分に堪能した。
もっとしっかり飲める者同士できたら、お皿に合わせてワインもお任せする。。。なんて、素敵なこともできるのだろうが、まだそれには私は修行が必要なようだ。
この日は、県内からのファミリー×2とご一緒の夕食だったが、翌日の朝食になったら私達だけ。。。朝早くに物音がしたから、平日だったしお仕事に行かれたのかな?と、貸切のモーニング。確か、以前もこんな感じだったな・・・2度ある事は3度あるのかな?
朝食はしっかりフルーツから始まり、トーストや卵やサラダとたっぷりと。
雪下人参のジュースが本当に甘くて美味しい。
これは、きっと空気と景色の美味しさもあるんだろうなー
実は、到着した時に「もしかしたら断水になるかも。。。」なんて、聞かされていたのだけど、全く問題なく、ホントに悪運と言うか、私達っていつもギリギリセーフだなと、思う旅を存分に楽しめたのは、やっぱりこの宿のおかげだ。
季節の素材を楽しむためにも、秋の収穫の時期、冬の脂ののった時期、早春の芽ぶきの時期もまだ味わっていないので、まだまだ再訪したい宿です。
山の熊おやじ様、ごちそうさまでした。奥さま、お世話になりました!
# by hamayuri7877 | 2011-08-22 18:38 | 新潟